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インスリンのリバウンド現象

 

スポーツ中に大量の糖分を摂取すると、インスリンが大量消費され、逆に肝心な際にエネルギー生産が行われないリバウンド現象が発生するため、疲労回復にと、急激かつ大量に甘いスポーツドリンクを、運動の最中に飲む事は逆効果である事が知られています。

糖質濃度の高い(高濃度のグルコース、ブドウ糖)スポーツドリンク等を摂取すると胃への負担が大きくなります。ですから、こういったものは運動の1時間前などに摂るには良いのですが、運動の30分前などに摂ると、血糖値(血液中の糖分値)が急激に上昇し、すい臓からインスリンというホルモンの分泌が高まります。その影響でブドウ糖が筋肉に取り込まれ、血液中には少なくなってしまいます。これをインスリンショック状態(この状態を繰り返していると糖尿病の危険が大)と言います。血糖値が低く、筋肉に蓄えられたグリコーゲンの利用しか出来ない為、糖質濃度の高いものを摂ると、パフォーマンスが低下しすぐに疲れると言う結果が発表されました。
ただ、運動直前(15分程度前)であれば、インスリン分泌の反応が起きる前に運動が開始されるためそれほど問題はないと考えられます。それでも糖質濃度の高いスポーツドリンクがいいというのであれば、23倍に薄めて使う方がよいでしょう。

 

リバウンド作用

 

スタート前とエンドではバナナが普及していますが、これは非常に良い。ブドウ糖はいけません。ブドウ糖そのものが悪いのではなく、体内に急に入ることが悪いのです。
せっかく脂肪燃焼効率を上げるべく体が適応しようとしているときに、糖質燃焼主体の代謝に逆戻りします。
ブドウ糖が急に増えると、インスリンが上昇しかえって血糖を低くする。脂肪燃焼が止まって、筋肉のグリコーゲンが惜しげもなく使用される事になる。
感覚としては急にからだが重く感じるようになる。この困った現象を、ブドウ糖の血糖に対するリバウンド作用と呼んでいる。

反応性低血糖症

 

お菓子やアイスクリーム、炭酸飲料などの摂り過ぎによって引き起こされる血糖値の異常、それが低血糖症、あるいは反応性低血糖症と呼ばれる病気です。

原因は、糖分の性質にある。菓子類に含まれる糖分はカラダへ吸収されるのが速いため、急激に血糖値が上昇します、このため危険を感じたカラダは、血糖値を平常範囲へ戻そうと、すい臓からインスリンを分泌して、血糖値をこれまた急激に下げていきます。ここまではカラダの正常な機能で、何も問題はありません。

 しかし、菓子類を多く摂る生活が長く続くと、すい臓が疲れてうまく機能しなくなり、必要がなくてもインスリンを分泌し続けたり、少しお菓子を食べただけで過剰に反応し、必要量以上のインスリンを分泌するなどして、常に血糖値が下がり過ぎた状態が続くことになります。
これが低血糖症なのです

 

インリン抵抗性

 

 糖尿病と闘っておられる方の中には,インスリンが必要量分泌されていない方や,分泌の速度が遅い方もおられ,それが血糖値の下がらない原因となっています。その場合は,インスリンを分泌するようにすい臓に働きかけるお薬や,インシュリン注射という形で,外からインシュリンを取り入れることが必要になってくる場合もあります。
また,インシュリン抵抗性といって,インシュリンは必要量分泌されているのに,正常に機能しない場合もあります。正常に機能しないとは,インシュリンがインシュリン受容体と結合しない,あるいはしにくい状況を言いますが,そのために血糖値が下がらないということになります。

ペットボトル症候群

 

最近、若い人が清涼飲料水をたくさん飲むうちに、糖尿病性ケトアシドーシスに陥るというショッキングな出来事が続いてます。
 その多くが、大容量のペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたことから、ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)と名付けられました。
 糖尿病性ケトアシドーシスというのは、糖尿病の悪化した状態です。インスリン依存型糖尿病の人が、インスリン注射を止めた時や、必要以上に減量した時に起こるものです。糖尿病性こん睡といって、意識がなくなってこん睡状態に陥ります。

炭酸飲料、コーラ、果汁飲料、コーヒー飲料などの糖質濃度は約10%です。1.5lのペットボトル1本で約150gの単純糖質を摂取することになります。
 体に良いと考えられているスポーツドリンクも例外ではありません。
 これを123本、毎日飲み続ける若者も少なくありません。そのため本来は中高年の病気である糖尿病が若いうちに発症してしまうようです。
 もともと糖尿病の素因を持っていたり、軽度の糖尿病の人が糖質を多量に摂取していると血糖値が高くなります。すると、高血糖によるのどの渇きから、さらに清涼飲料の摂取が進むという悪循環が形成されます。そして、糖尿病性ケトアシドーシスという危険な状態に陥るものと考えられています。

熱中症

脱水症

自発的脱水

 

発汗時、水だけを補給して血液が薄まると水を受け付けなることを言う。

ナトリウムイオンなどを補給しないでいると、とうぜん、血液のなかに水分だけが多くなって、バランスが狂ってしまう。

水っぽくなった血液を元にもどそうと、今度はからだが、水を出そうとする。

からだ全体としては、水分もイオンも足りていないが、血液がうすいのを修正しようとする。そうすると、もう水は飲めない。水が飲めないから、脱水症になってしまう。こういうのを“自発的脱水”というのだ。

水を飲んだ人は、水分補給が十分ではないのにもかかわらず、からだが水を受け付けなくなっているんです。

水分不足でも、のどが渇かない‥・この症状を「自発的脱水」といいます。体液中のミネラルなど濃度が上がり浸透圧が上昇している状態です。その状態の時に水をたくさん摂ってしまうと、一時的に浸透圧が急激に低下し(つまり水が一気に身体に吸収されて)、体内のバランスが崩れて頭痛や吐き気を誘発してしまうのです。また、一気に浸透圧が下がることにより腎臓が大量に尿をつくるよう働くため、二次的な脱水症状を起こし兼ねないのだそうです。

浸透圧と細胞の関係

 

 血液中の塩分濃度が1%弱で一定に維持されていることは、細胞が正常に働く上で重要なことですし、細胞の中と外は同じ浸透圧でなければなりません。
  細胞の外にある液
(血漿や細胞間質液)の浸透圧が高くなると細胞の中から水分が引き出され、細胞内の液が少なくなり、原形質分離を起こして細胞は死んでしまいます。ちょうどナメクジに塩をかけますとナメクジは脱水され小さく縮こまって死んでしまうのと同じです。キュウリの塩もみやキャベツの塩漬けでも野菜は脱水されてシワシワになってしまいます。
 人間の体内でも同じようになります。海水を飲んで、血液中の塩分濃度が高くなり浸透圧が高くなりますと、赤血球や白血球の細胞は脱水され機能を果たさなくなり、死に至るというわけです。

給水速度

基礎代謝

有酸素運動

 

有酸素運動とは呼吸をしっかりとすることで酸素を取り込みながら行う運動のことです。
イメージとしては、ウォーキング・エアロビクス・水泳のようなものになります。
この運動は持久力に優れた赤筋(遅筋)を使った動きなので「あまり力を使わず、長時間できる」といった特徴を持ち合わせています。
同じように効果の流れを見てみましょう。

このように有酸素運動はダイエットの天敵である体脂肪を落とすという最大のダイエット効果があります。
他にも体の負担が無酸素運動に比べて少ない(無理な運動じゃない)ので、筋肉痛の回復が早く、体力的にも継続して行いやすいというメリットがあります。
これがダイエットには有酸素運動が最適であるといわれる所以でしょうか。
一方、無酸素運動に比べて、代謝能力は一時的であり消費カロリーも少なめというデメリットもあります。

無酸素運動

無酸素運動とは呼吸を使わない運動のことです。
イメージとしては、短距離走・腕立て伏せなどの筋トレのようなものになります。
この運動は瞬発力に優れた白筋を使った動きなので「瞬間的に素早く動いたり、めいっぱいの力を必要とする」といった特徴を持ち合わせています。
理解しやすいように効果の流れを見てみましょう。

このように無酸素運動は太りにくい体質を作るという最大の効果があります。
一方、激しい動きをしなくてはならないので体に対する負担が大きく、続けていくには体力的につらいと感じやすいデメリットもあります。

筋肉量が基礎代謝を左右する

基礎代謝状態でのエネルギー消費が一番多いのは実は筋肉。
脂肪を除いて、人間の組織の中で筋肉が占める割合は約40%にも及びます。
体を鍛えることによって筋肉量を増やし、消費エネルギーを上げることができるのです。
基礎代謝を高めれば、同じ食事をとった時でも体脂肪の付きかたが変わってくるので非常にダイエットも楽になると思います。
適度にバランスよく筋肉をつけることがダイエット成功の大きな鍵となります。

筋肉疲労が起こるメカニズム

 

 筋肉疲労の主な原因として、筋肉中のエネルギー源(主にグリコーゲン)が消耗すること、および乳酸などの疲労物質が蓄積することがあげられます。
 筋肉中のグリコーゲンとは、筋肉に蓄積されているブドウ糖ですが、激しい運動をするとおよそ1時間ほどでほとんど使い切ってしまいます。からだ全体のエネルギー源としては脂肪を貯えていますが、グリコーゲンが枯渇すると筋肉は脂肪も使えなくなりますので、筋肉が上手く動かなくなります。
 一方、激しい筋肉の収縮では、筋肉への酸素の供給が間に合わないので、主なエネルギー源であるブドウ糖は不完全燃焼します。その燃えかすが乳酸です。筋肉に乳酸が蓄積されると、筋肉の細胞内が酸性化され、エネルギーを生産できなくなってしまいます。
すなわち疲労します

個人の条件

熱に対する耐性は個人差が大きいので、熱中症を防ぐために個人差に配慮することは非常に重要です。学校管理下の熱中症事故は、体力・技術の未熟な低学年、肥満度が高い子どもに発生する率が高くなっています。夏のトレーニングでは、体力の劣る子どもや肥満している子どもは別メニューにするなどの配慮が必要です。

運動強度

暑熱馴化

 

急激な暑さは要注意

熱中症の事故は、急に暑くなったときに多く発生しています。梅雨の合間にとつぜん気温が上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日、合宿の第1日目などには事故が起こりやすいので注意が必要です。
 暑い環境での体温調節能力には、暑さへの馴れ(暑熱馴化)が関係しています。急に暑くなったときは運動を軽減し、暑さに馴れるまでの数日間は、短時間の軽い運動から徐々に増やしていくようにしましょう。

暑熱馴化に必要な期間

2週間にわたって3335℃の実験室で、じっくりと汗をかくような運動を12時間行った実験の結果によると、ほぼ45日で約8割程度、夏の暑さにもなれてきます。
 実際の運動の現場では、環境条件や各個人のコンディションに合わせながら、発汗量や体温の上昇にも注意しつつ、暑さと運動に馴らしていくことが必要です。

GI

 

Jenkins(1982)らは食物の種類によりその成分が同じであっても摂取後の血糖値上昇に違いがある事を発見しました。これを表す方法として摂取後2時間後の血糖上昇度、つまり炭水化物が消化されて血液中に糖として入り込むために必要な時間をブドウ糖(グルコース)を100として他の食品と比較するための指標を検討しました。これが“GI値”です。この数値が高いほど血液中に入り込む速度が速い事になります。

簡単にまとめると、一日3回の食事を主食・主菜・副菜をそろえてバランスよく摂り、その中で主食の質を変えていくということになります。また、よくかんでゆっくり食べることも血糖上昇を緩やかにするポイントです。ハンバーガーなどファーストフーが増加していますが、それらは余りかまずに食べられ、また消化が早いので高GI食といえます。スローフード(ゆっくり食べる・消化が遅い)を見直してみませんか。

 

 

 

関連情報

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熱中症死亡事故

アドレナリンと血糖値

 

低血糖の状態になると、脳がエネルギー不足となり、思うように活動できなくなるため、頭がボーッとしてきて、気力もなくなってきます。そこで脳は、低血糖の状態から脱しようと、アドレナリンというホルモンの分泌を促し、体内に蓄積されている糖分を血液中に出して正常な血糖値にするよう指令を出します。
 このとき分泌されるアドレナリンというホルモンは、別名「攻撃ホルモン」とも呼ばれ、気分が高揚し、ときに攻撃的になってしまうという特徴がある。あなたも、お腹が空いたときに、イライラしたり、怒りっぽくなることはないだろうか。そう、あれは血液中の糖分が足りなくなり、アドレナリンがはたらきはじめた証拠なのです。
 低血糖症の場合、この状態が長く続くことになるのだから、精神的にも肉体的にも最悪の状態といえます。
 なかには、子どもたちがちょっとしたことでキレやすくなった原因のひとつとして低血糖症をあげる学者もいるほどです。

 

汗の成分

 

水分

99%

ミネラル

0.5%

ビタミン他

0.5%

 

1000mlの汗の中にはNaClが2〜3g含まれている

成人の1日の水分の出入り

 

 

人間の1日に必要な水分は2000〜2500mlで、またそれと同程度の水分を排泄している。

 

代謝水

300ml

食物中の水分

700ml

飲料水

500ml

100 ml

糞便

 350 ml

呼吸

550 ml

500ml

不可避尿

7001000 ml

随意尿

代謝水・不可避尿・随意尿

 

代謝水

体内で脂肪や糖質などの栄養素が燃焼することによって発生する水分 (燃焼水ともいう)

不可避尿

体内の老廃物を溶かすのに最低限必要な尿。 つまり、1日最低500mlの尿を 出さないと体に老廃物が貯まって病的な状態になってしまう

随意尿

摂取した水分の量によって調節 される分の尿

ブドウ糖、ショ糖、果糖の違いについて

 

ブドウ糖

ブドウ糖は糖質が最終的に分解された最終単位となります。
消化時間は約5分。運動直前・運動中の軽い補給によってエネルギー補給、集中力の増加の効果が得られます。

 

ショ糖

ショ糖はブドウ糖最終単位に加え果糖がプラスされたもので、ブドウ糖と比較すれば若干の消化時間がかかることになります。しかし大量にショ糖を摂取すれば、当然インシュリン分泌を活発にさせてしまうので運動直後の使用量を考えなければなりません。(インシュリンショック『低血糖値』を,招くので...)

 

果糖

果糖は果物からとる糖分で特徴として消化がゆっくりと行われます。
したがって、試合前のカーボローディング(糖質中心食)、間食でエネルギー補給食としての利用方法が理想的になります。消化時間を考えれは運動直前・運動中は当然控えたほうが良い事になります。カーボローディングを目的とすれば、ドリンクから果糖補給よりはしっかりと果物等の食物からとる果糖が理想的です。効果的なエネルギー補給を行い競技パフォーマンスを十分発揮する手段としては糖質の特徴・消化時間を考慮する必要が重要となります。

ミネラルウォーターの分類

1990年に農林水産省が定めたガイドラインによると、
「ミネラルウォーター」と呼ばれる水は原料によって4種類に分類されています。

 

ネラル分の濃度や量については特に規制されていません。
普段の生活でわたしたちがミネラルウォーターと認識しているのは、この中のナチュラルミネラルウォーターが多いのではないでしょうか?
実際は、国産品のなかにはボトルドウォーターやナチュラルウォーターに属するものがとても多いんです。
水道水とほとんど変わらないミネラル量の水をわざわざ購入して飲んでいるなんて勿体ない!!
本当の"ミネラルウォーター"を買うためには、商品ラベルをチェックすることが大切なんです。

 

ナチュラルウォーター

特定水源から採水した地下水。
ろ過、沈殿、加熱殺菌に限り処理して良い。

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルウォーターのうち無機塩類が溶解したもの。
鉱水・鉱泉水等、天然のCO2が溶けて発泡性のある地下水を含む。

ミネラルウォータ

ナチュラルウォーターを原料とし、混合したりミネラル分を調整したもの。
(
複数の原水の混合・ミネラル分の調整・ばっ気・オゾン殺菌・紫外線殺菌等)

ボトルドウォータ

飲用に適した水をつめたもの。
(純水、蒸留水、河川の表流水、水道水等)

ニアウォータ

最近、コンビニに行くと透明色に近いペットボトル飲料がやたら多くありませんか?
"
○○サプリ"とか"レモン何個分のビタミンC"とか・・・これらのドリンクの殆どが"ニアウォーター"なのです。
ニアウォーターには明確な定義はありませんが、一般的には水にビタミンやカルシウムなどの栄養素や果汁を加えた飲料水のことを言います。
このニアウォーターがコンビニの冷蔵棚のかなりを占めてしまう程大人気のドリンクなのです。
ニアウォーターの人気の理由は、ジュースなどよりも甘さ控えめで低カロリーである、ミネラルやビタミンなどの栄養素が入っている、そして何よりも、水のように無色に近い透明感が「添加物ナシ」でカラダによさそうな印象を与えるからだと言われています。

ニアウォーターの「甘さ控えめ低カロリー」の秘密は、これまでジュースなどではあまり見られなかった"果糖"の使用です。
果糖は甘味の強い果汁や花に含まれる単糖類で、特にはちみつなどに多く含まれています。
果糖はショ糖(=砂糖)を酸または酵素で分解する方法などによって作られます。
果糖はショ類のなかでも最も甘味が強く(ショ糖の1.31.7倍)、低温で使用するほど甘味が増す特徴があることから、一部の清涼飲料水をはじめ、ヨーグルト・ゼリーなどの冷菓やケーキなどに使用されています。果糖は日本ではあまり生産されておらず、ほとんどがアメリカなどから輸入しているものです。

短距離走とマラソン

 

400m走とマラソンとの違い

 運動には酸素を使わない無酸素運動と,酸素により燃焼させる有酸素運動の2種類があります。

 無酸素運動はさらにバッテリー型と発電型に分けられます。

無酸素運動

有酸素運動

バッテリー型

自家発電型

TCA燃焼回路

ATP(アデノシン三リン酸)

筋グリコーゲン

ブドウ糖・脂肪・タンパク質

急な運動

緩やかな運動

はじめの20

その後40~50

 

100m走や400m走などの運動は無酸素運動が86%・有酸素運動が14%

マラソンは無酸素運動が0.6%・有酸素運動が99.4%と言われている。

 400m走は無酸素運動の時間的限界であり,ことのほか過酷なものといわれています。

 

 

 

Q&A

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Q1スポーツとアルコール

 

運動後は 血液が筋肉に集中しているので胃が収縮しています。
そこへアルコールを流し込むと胃は収縮と拡張が同時におきて胃痙攣をおこすことがあります。
また汗をかいたあとの水分補給が出来ていない状態でのアルコールは吸収が速すぎて心臓発作の危険も出てきます。
休憩後 ゆっくり飲むようにしましょう。

それとアルコールが分解される時には、体外に排出する過程において水分が大量に必要とされるのです。それで身体の水分量のバランスを失ってしまい、後で水をがぶ飲みしてしまうハメになるのです。 

 

Q3水道水の高度浄水処理

 

高度浄水処理では、通常の浄水処理(凝集沈でん、ろ過、消毒)では十分に対応できない、かび臭の原因となる物質やカルキ臭のもととなるアンモニア性窒素を取り除いたり、トリハロメタンのもととなる物質などを減少させたりすることができます。水道局は、沈でん池と急速ろ過池の間に、オゾン処理と生物活性炭吸着処理を組み込んだ高度浄水処理を行っています。

Q3安全な浄水方法

 

昔ながらの方法。つまり、一度沸騰させることなのです。

しかもこの方法なら、通常の浄水器に使用されている活性炭や中空糸膜フィルターによる浄水方法と違って浄水能力が落ちるという心配は全くありません。

Q4スポーツドリンクと虫歯

 

 

私たちの口の中の PH(ペーハー) は、たえず変化していて普通は中性に近い弱酸性ですが、食事をすると酸性になります。
歯は、PH5.5を境に脱灰状態にはいります。

 

スポーツドリンクのPHは2.914.07程度と言われています。しかし、いずれにしても、《臨界PH》と言われる5.4よりも低い値なのです。ですからこのスポーツドリンクを長時間歯に接触させればさせるほど、虫歯にはなり易いと言えるでしょう。

虫歯の始まりはエナメル質がとけること「脱灰」です。このエナメル質の脱灰に大きく関与するのはストレプトコッカスミュータンス(虫歯菌)と砂糖です。まず始めにストレプトコッカスミュータンスは歯の表面で砂糖からデキストランというものを合成します。

このデキストランは砂糖のうちのブドウ糖からなる多糖体です。  特長は非水溶性で粘着性が高く、固体に付着しやすいのです。

このデキストランが歯面に付着しストレプトコッカスミュータンスやほかの細菌をエナメル質表面に増殖させる。  細菌が増殖した結果 プラーク(歯垢)となる。プラークの80%は細菌で虫歯と歯周病(歯槽のう漏)の直接の原因である。

重要なことはデキストランはストレプトコッカスミュータンスと砂糖によってのみ合成されるということです。

次の段階はこうしてできたプラークの直下のエナメル質に脱灰が起こる。すなわちプラークの中に取り込まれた糖質がプラーク中の細菌によって解糖(化学的に分解される)される。解糖される時に酸ができる。そしてその酸が歯をとかす。この時の糖は砂糖に限らずブドウ糖、果糖、乳糖と何でもよく、また酸を作る細菌もストレプトコッカスミュータンスにかぎらず何種類もあります。

 

Q5スポーツドリンクは太りますか

 

スポーツドリンクはスポーツで失われたミネラル、エネルギー源を補給するために開発されたものですから、運動不足の人が沢山飲めば当然のように肥満を引き起こしてしまいます。

1本当たり60Kcal前後になりますから本数を減らしたり、ミネラルウォーター、ウーロン茶の併用も考えたほうが良いでしょう。

Q6なぜバナナがいいのか

 

おにぎりやパンなど甘くないものは消化吸収に時間がかかるため、リバウンドの心配は無い。そのかわり即効性がないため、早めに摂る必要がある(4060分位)。
 果糖はこのようなリバウンド作用がなく且つ即効性があるため重宝します。バナナの糖は半分が果糖。リバウンドの弊害が比較的起こりにくい。カリウムをはじめとした汗で失われやすいミネラルも豊富です。
スポーツドリンクよりも水とバナナがよい

 

Qなぜ海水は飲めないの

 

海水を飲んでしまうと、大量の塩分が体内に入り、水の浸透圧(溶けている物質の濃度の低い方から高い方へと移動していく性質)によって、飲み込んだ海水は体の中の水を吸い取ってしまい、人間の体に必要な水分が足りなくなってしまう。
それによって、ますます水分を求めるようになって、脱水症状がさらに進行し、死を早めることになるのです。

Q8外気温が何度になったら危険

 

熱の放散(脳の視床下部にある体温調節中枢の働き)
 運動によって生じた熱が血液の温度を上昇させると、情報が脳に伝わり皮膚の血管を拡張させると共に、皮膚血流量を増加させる。

筋肉で産生された熱は皮膚表面に運ばれ、皮膚から外界へ熱を放散させる。
  皮膚に接する空気の温度は外気温のほか、着衣の状態によっても大きく変化する。
  しかし、皮膚温に接する環境温が体温より高いとき、すなわち
外気温が35℃を越える時や輻射熱の大きい時などは、外界から熱が体内に侵入し、体温を上昇させるので、炎天下の輻射熱に注意が必要である。

 

Q91回の水分摂取量は

 

喉に渇きを覚えてからでは水分摂取が追いつかなくなってしまうのです。たとえ喉が渇いていなくても試合前半から少量づつ水分摂取しておくことも大切なポイントです。
1
回の水分摂取量は600ccが限度とされ通常1015分おきに100200cc程度ずつ頻回に摂取することが理想とされています。但しこれは競技時間が1時間以上に及ぶ場合になります。

 

Q10暑さ寒さに弱い人はこんな人

 

● 体力の低い人

● 暑さに馴れていない人

● 熱中症をおこしたことのある人

● 持久力の低い人(循環機能も低いので暑さに弱い)

● 肥満の人(学校管理下の熱中症死亡事故の7割は肥満の人)

Q11冷たいものいものの大量摂取はなぜよくない?

 

 のどの乾きをいやそうと冷たい飲み物を一気に大量に摂取すると、胃腸が冷えて消化吸収の能力が落ちてしまいます。その結果、腹痛や下痢などの胃腸障害を引き起こします。

 また、身体は冷えた胃腸を温めようと(通常の胃腸の温度まで上げようとする)するため、血液が胃腸に集まってきます。すると、手や足に血液が十分に行き渡らずに、冷え性になったり、手や足がしびれるなどの症状が出る人もいます。

Q12プロテインをトレーニング後30分以内に摂取しなければいけないのでしょうか?

つまり夕食で摂取する栄養と重複するような過量なたんぱく質を運動直後に摂取することは腎臓にも負担をかけかえってマイナス効果です。

トレーニング直後は必ず脱水状態にありこの状態でプロテインを摂取することは、多くの酵素や水分を必要とするため大きな負担になります。

スポーツ選手の食事でたんぱく質が不足したり特定の必須アミノ酸が不足状態になる状況はよほどの偏食家でない限り考えられません。むしろ蛋白質過剰を唱える専門家もいるくらいです。

 

 

運動とダイエット

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低インスリンダイエットって何ですか?

 

インスリンはエネルギー源のブドウ糖を細胞の中に取り入れたり、脂質 、タンパク質の代謝に関わる大切なホルモンです。

脂肪細胞はそのインスリンの支配下にあります。血液中にイ ンスリンがあれば、中性脂肪をせっせと合成して貯えます。インスリンが少なくなると中性脂肪を分解してエネルギー源として放出します。

太っている人はインスリンが効果的に働かないこ とが多く(これをインスリンレジスタンスと言います)、身体は必要量以上のインスリンを分泌しています。

こ の状態ではインスリンが常にあるので、低カロリーダイエットをしても脂肪の分解がなかなか進みません。かえって大切なタンパク質が減ってしまうのです。
低インスリンダイエットは、インスリン分泌を刺激する食事の炭水化物を思い切って減らして、脂肪が効率的に分解できるようにしようとする考え方です。
具体的には炭水化物管理食です

太りやすい体質・太りにくい体質

太りやすい体質・太りにくい体質というのは遺伝的なものより生活習慣的なものが大きく関っていることが知られています。
筋肉をつけて基礎代謝を高めて、食事の内容を変えることで、太りづらい体質を得ることができます。

基礎代謝が低い人の特徴

・少し食べるとすぐ体重に影響する

・顔色があまりすぐれない

血圧が低めである

汗をかきにくい

・疲労が抜けにくく感じている

・肩こり、腰痛がひどい

月経が不順である

・運動不足になりがちである

冷え症である

・体温が36.0度以下