1.原因
アトピー性皮膚炎の原因はまだ十分にわかっていないが多くの因子の関与が指摘されている。 |
2.原因因子になりうるもの
これらの因子が相乗的に作用して、痒みの持続、掻破行動、皮疹の憎悪が慢性的に続き、悪循環を形成する。 |
3.日常生活の指導
アトピーの一般的に言われている指導もたしかに大切な事ですが、それだけでよくなることはまれである。
やはり指導と、治療が合致してはじめて十分な効果が現れるものなのです。
どちらがかけてもだめなのです。
アトピーの様に難しい病気にはなお一層の指導、心のカンファレンスなどが必要であります。
それを怠っていては良くなりません。 |
4.内服療法
普段は抗アレルギー剤の内服、ひどくて滲出液の出るような時には抗生物質の併用をすることがある。
基本的にはステロイドの内服はしないが、場合により一時的に使う事もありうる。
私の場合、内服は漢方薬が中心です。
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5.外用療法
やはりステロイド軟膏が中心になります。皮膚の部位、程度などにより使い分けます。
症状により漢方の軟膏も使います。
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5.結論
昔は大きくなれば治ると言われていた病気で、30歳を過ぎるものはまれであると思われていたが、今では成人型のアトピーや中年からのアトピーも出現している。
食生活の変化のせいなのか、環境の変化のせいなのかは、定かでは無い。
もともとアトピーという先天素因が根底にあるので、なかなか根治には至らないことが多いのが現実である。
しかしながら完璧で無いものの何とか良い状態を維持、もしくはほとんど気にならない程度とか、アトピーと気付かない程度になる事は可能である。
軟膏をたまにひどい時だけ使う程度で、じぶんでアトピーをコントロールできるまでになればほぼ完治と言って良いのでは無いかと思う。
あきらめないで欲しい。
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