がんと食事    2005.322の朝日新聞記事より

食べ物とがんについての主な研究

食品

調べた部位

主な結果

調査対象と人数

野菜

 

 

 

乳房

 

多くとった群(平均246c/日)は少ない群(同112c/日)に比べ、リスク0.98倍(差なし)

 

欧州女性

約29万人

 

野菜

 

 

 

ほとんど毎日食べた群はほとんど食べない群に比べ、緑色野菜でリスク0.75倍、黄色野菜で0.56倍

日本人男女

約4万人

大豆イソフラボン

 

乳房

1日25_グラム前後とった群は同7_グラム前後の群に比べ、リスク0.46倍、閉経後に限ると0.32倍

日本人男女

約2万人

         

高繊維食

 

大腸

 

多くとった群(24.9c前後/日)は少ない群(9.8c前後/日)と比べ、リスク0.95倍(差なし)

 

米国女性

約8万9千人

高繊維食

 

大腸

多くとった群(男平均約36c/日、女平均32c/日)は少ない群(男女とも平均13c/日)と比べ、リスク0.75倍

欧州男女

約52万人

 

抗酸化ビタミン

サプリメント

 

 

胃腸など

摂取した群はしない群に比べ、死亡リスク1.06倍(差あり)

欧州男女

約13万人

 

ヨーグルト

 

 

 

胃腸

多くとった群(75c以上/日)は少ない群(0c/日)と比べ、リスク0.93倍(差なし)

 

欧州男女

約53万人

 

 

上の表の「・・・倍」(ガンになるリスク)は下記のように見ます。

0.98倍

2%の差

ほとんど有意差がみられない(効果は期待できない)

0.75倍

25%の差

毎日食べた群はリスクを25%下げることができた。

逆にほとんど食べない群は毎日食べた群より25%リスクが増えることになる

 

わかっていることは

ガンの危険を高める生活習慣(世界保健機関WHO)

リスクを確実に上げる生活習慣

リスクを確実に下げる生活習慣

肥満(食道、大腸、乳房、子宮体部、腎臓)

運動(結腸、乳房)

アルコール(口腔、咽頭、喉頭、食道、肝臓、乳房)

食品による予防効果の信頼性は運動より低い

 

結論

最も注意しなくてはならない人は!

運動習慣のない太った大酒飲みということになります。